Text&Photo:Ayumi Nakagawa(5A)
エレベーターのボタンが「故障中」ではなく「不良中」になっている。
普段は気にしてないけどすこし視点を変えてみると面白い!
「いろんな視点から物事を見る」
これ、ここ最近私がよく耳にする言葉なんですけど、いい言葉だなとこの1年でしみじみ思ってるんです。正直、自分で実感するまで視点が違うだけで物事は一緒なんだから感想なんて結局変わんなくない? とか思っていたのですが、ここ最近その考えが180°変わって視点って大事なんだなとしみじみ感じてて。なので今日は視点を変えることについての私の考えを例を通して話せたらなぁと思っています!
私の視点が変わった出来事、それは、ある映画を見た時です。その映画が『そして、バトンは渡された』(2021)という映画なんですが、簡単にいうと苗字が人生で4回もかわった女の子のお話です。これだけ聞くとつらい話に聞こえるかもしれません。でもこの話は悪役がいない優しい家族愛の話で後半にかけてもう涙が抑えられなくなります。もうマスクが濡れすぎて濡れすぎます。苗字が何度もかわった彼女だからこそ知れた愛の形は世界中の人に見てもらいたいです。ほんとはもう少しこの映画の説明を加えたいんですけどたぶんとても長くなってしまうので今回はあらすじは無しでいきます。
では、本題に移って私がこの映画で感じた視点による違いは、見る年代と映画の感想による違いです。というのも、私はこの映画を母と一緒に見たのですが、映画の感想が母と私で全く別物なんですよ! 私は映画を通して、主人公の女の子が自分の親の本当の愛情に気づくことが映画の魅力だと感じたのですが、母からしたら、親の愛情そのものに魅力を感じたそうなんです。同じ映画なのに年が違うだけでここまで別物に見えるのかと思うと面白かったです。それに、自分が大人になってみるとまた別物に見えるのかなとまた見る機会があることに楽しみを覚えました!
そういえば、今この話を書きながら思い出したんですけど、回転寿司でも同じような体験をしました。すごいんですよ。この体験。どんな体験かというと友達と回転寿司に行った時のことなんですが、それまでの私はお寿司を食べるときシャリの方を下にして食べていたんですよ。まあ、ごく普通の食べ方ですよね。でも、一緒に行った友達がネタの方を下にした方が美味しいよと言われて『なーに言ってんだこの人』とか思いながら、言われた通りに食べたんです、そしたら、まぁめちゃくちゃ美味しくて! 逆さにして食べただけでネタの味が異常に濃くなったんですよ。舌に近くなった分味を感じやすくなったことが理由らしくて……。要はお寿司の食べ方一つでも、何も考えずに食べる状態から視点を少し変えて、より味を感じられる食べ方をすることで味が天と地ほど差が出る、つまり、映画と同様に視点を変えることで新たな気づきがあるんです!
ここまで2つの出来事から視点を変えることについて話したのですが、結論として視点も変えることで違う魅力に気づいたり、おんなじものが今までより好きになれたり、一つのことに対する知識視点を変えるだけで深くなって、結果として満足感が大きくなるんです! これこそが視点を変えることの利点なのかなとここ最近感じています。どうせ生きるならいろいろ知ってる方がお得ですよね!なので、ぜひ皆さん視線を変えること、挑戦してみてください!もしかしたらもうそんなことやってるよという強者もいるかもしれませんが……