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高等部2年生を対象とした探究的学習プログラム「早実セミナー」の1つ「映画クラブ」にて、東映東京撮影所にて1日研修を実施させていただきました。
朝から音響、ダビング、編集などの専門的かつ実用的な内容を、現場の第一線で活躍されているプロの方々に実例を交えて見せていただきました。
たとえば顔色の編集にしても、青白く見せれば病気のように映りますし、橙色に見せれば健康そうに映ります。
つまり顔色ひとつとっても、映画のストーリーそのものに大きく影響を与えてしまうほどの大きな力をもっていることを学びました。
その後は、現在の最先端技術にあたるバーチャルプロダクションスタジオを見せていただきました。
通常のスタジオは壁面は白い壁でできているのに対し、こちらのスタジオは長さ約30メートルのLEDパネルで周囲を取り囲んでいます。
そのため、たとえばグリーンバックのように後から背景を合成をしなくても済みますし、さらにたとえば車のボディにも周囲の風景が映り込むためまるでその場にいるような映像を撮ることができます。
最先端技術に生徒たちも興味津々でした。
午後には特撮研究所の皆様に、特撮映像撮影の実演をしていただきました。
ミニチュアで作られたセットに自分たちが登場し、さらに逃げ惑う市民の役も生徒が演じ、1つの短い作品を作り上げました。
後期には生徒が自分たちで映像を作ることとなります。どんな作品が出来上がるか楽しみです。