早実は部活動が非常に盛んな学校です。
また, 生徒達は全学年一人一台ICT端末を持ち, 中1の頃から色々な探究活動をしていきています。
そんな早実の「部活動」と「探究活動」, そして「統計」を掛け合わせ, 新たな知見を生み, 早実の活発な部活動をより活発に, またスマートに変えていこうという試みがこのゼミの目的です。
とはいえ, 部活動だけではありません。
受講者の中には自分の興味のあることがらについて, 統計を用いて様々な知見を発見しようと部活動以外にも多くの取り組みをしています。
それらの活動をゼミ形式で行っていくことでお互い楽しく活動しております。
2023年度について, 部活動関係では「高校野球における送りバントの有効性」というテーマで探求した生徒がいました。
その生徒は夏の甲子園の全試合で「送りバント」が作戦として取られたシーンをすべて抽出し, データ分析を行いました。
その結果, 送りバントにおいて, より有効なシチュエーションを知見として得ることができました。
運動部だけではありません。
例えば「AIは文芸部員になれるのか」というテーマで探求した生徒はAIに短編小説を書いてもらい, 文芸部員が書いた作品と比較することで, それを見抜くことができるのかなど現代の技術と絡めて探究を行いました。
また, 部活動以外にも多くの探究をしてくれました。
例えば, 「効果的なプロモーション動画」というテーマに取り組んだ生徒は, instagramやYoutubeショートに上がっている「プロモーション」について, どういう構成がよりプロモーションとして効果が高いかをシーンや再生時間などのデータを収集し分析することで知見を得ることができました。