早稲田実業学校 初等部 学校案内パンフレット
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WASEDA JITSUGYO PRIMARY SCHOOL Attached to Waseda University 2025早稲田大学系属 早稲田実業学校初等部校長 早稲田実業学校初等部は、早稲田実業学校が、創立100周年を迎え、早稲田鶴巻町から国分寺の地に移転した翌年、2002年に中高等部の男女共学化と共に開校いたしました。すでに7期生までが大学を卒業し、社会へと旅立ち、様々な分野にわたって、優れた社会人として活躍しています。 本校の歴史と伝統は、校是である「去華就実」と校訓である「三敬主義」と共に積み重ねられてきました。この理念を受け継ぐ初等部では、個性を尊重し、健康な体、豊かな心、確かな学力を身につけると共に、自ら学び、考え、創りだし、表現する力をもつ、人間性豊かな児童を育てることを目標として、教職員一同、教育活動に全力をあげて、誠心誠意取り組んでいます。 初等部では、低学年は、ゆったりとした時間の中で、個の興味を大切にしてクラスで一緒に学びます。学年が進むと、専科が増え、高学年では、校外学習や宿泊体験学習など、よりフィールドを広げ、基礎となる知識・技能を身につけ、自主性や考え方を高めます。 大人側からすると、低中高と学年が進むにつれて、個から小グループ、クラス全体へと集団が大きくなるイメージですが、学び手である児童側から見ると、低学年では、クラスみんなで仲良く一斉に学び、中学年で小集団での学習へと進み、高学年では、個で考えることが核となっていきます。つまり、小学校は、低学年のみんなで仲良く学ぶ姿から、高学年における自分で生活を整え、自己の考えを他と比較しながら深め学ぶ姿へと進む、自立への過程であるということができます。この自立への道のりにおいては、1年生からの「気づき」を大切にし、その言動を価値づけることが自分の歩みを確かなものへとしていきます。 初等部の特徴的な学習の一つに、1、2年生で学ぶ自然発見があります。 児童一人一人は、旺盛な好奇心を抱いています。自然発見では、帰り道、偶然目に止まった美しい花、野原を駆け回りやっと捕らえた虫などを、まず、学級の友達に紹介します。「何を話すのか」「なぜ発表するのか」の根拠となるのは、自分が選んだ自然物一つです。図鑑やパソコンで調べた知識とは異なり、目の前の事物に込められた自身の驚きや関心は、他から与えられたものではない、自らの学びを養い、幼い頃からの自主的な取り組みが、先々の学習の自立へとつながっていきます。 また、年度末に行う学習発表会も、創設時より続く大切な行事です。算数での式や記号、絵、音楽や体育の表現も、一つの言葉です。学習発表会では、1年のまとめとして、今年度学んだことをクラスで選んだ作品の言葉にのせて伝えます。演じたり、合奏したりするのと異なり、言葉に自分の学びをのせることを通して、互いの成長を認め合い、自分の興味や考えの変化を確かめることで、自立心を培い、1年の学びを確かめるよい機会となっています。 このように、初等部では、学年に応じた基礎的な知識・技能を積み上げながら、考える場を大切にし、その中にある児童の気づきから主体性を培っていくのです。初中高大という一貫教育のゆったりとした時間の中で、将来、早稲田の中核となる人材育成を目指して、初等部では、しっかりとした生活と勉強の習慣を身につけ、将来の学びの基礎力を養っていきます。2自らの興味関心を深め事実から学ぶ星 直樹T.

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