7月13日(月),前期末試験後の自宅学習日を利用して,国立天文台三鷹キャンパスを訪問しました.当日は2026年度の早実セミナー「世界はカレンダー(暦)を中心に回っている」講座の選択者(以下,ゼミ生)高2の5名に加え,2025年度のゼミ生有志(高3)2名が参加しました.
前半は,国立天文台暦計算室(れきけいさんしつ)室長の片山真人先生から,事前にゼミ生から送っておいた質問にお答えいただく形で,暦に関するさまざまなお話を伺いました.現在のお仕事としては主に,翌年の祝日,特に,春分の日と秋分の日の決定,各所の日の出,日の入りの時刻を計算し,各所にデータ提供をしたり,毎年発行されている理科年表のデータを更新したりしていることだそうです.太陽や惑星の動きなどで刻一刻と変化する状態の中で,できるだけ正確に把握することが大変だとのことでした.
後半は,本校2005年卒業の服部公平氏(国立天文台JASMINEプロジェクトメンバー)の案内で,構内見学を行いました.現在は,JAXA宇宙科学研究所が推進するJASMINEミッションに参画しているとのことですが,このミッションの目的は「我々が住む天の川銀河の形成と進化の探究とともに、生命居住可能領域に存在する地球に似た系外惑星の探究を行う。」というものだそうで,世界初の赤外線を利用した天の川銀河の天文観測などを研究しているそうです.構内を歩きながら,現在では使用しなくなった赤道儀室の望遠鏡や建物の仕組みなどを,ふだんは自由見学の施設になっている場所やものについて,説明をしていただきながら,巡りました.
今回は,学年を越えたゼミ生の交流も目的としましたが,構内見学をしながら,高3のゼミ生から高2のゼミ生に対して,これからのゼミでの研究の進め方などのアドバイスもしてもらいました.
おおよそ2時間半の時間でしたが,有意義な校外研修となりました.